日々のあれこれφ(..)

もっぱら壁打ち

GARNET CROW filmscope行ってきた

先日GARNET CROW 20th Anniversary企画の締めとなるオフラインイベント(物販、写真展、上映会)に行ってきました。

GARNET CROWは私が子供の頃初めて好きになったバンドです。 当時はバンドを追っかける習慣みたいなものがなかったのでライブ行ったりファンクラブ入ったりといったことはしておらず、テレビでたまたま流れて好きになった何曲かをTSUTAYAでCD借りてよく聞いていたくらいなのですが、数年間が空いてはふとした時にまた聴きたくなり定期的に聞き返していました。

大学生の時ようやく「そういえばGARNET CROWのライブも一回行ってみたいな」と公式サイトにアクセスしてみたところ、そこで初めて解散していたことを知りました。ショックだったけど、曲はそれからも定期的に聞いていました。

20th Anniversary企画のことは、公式YouTubeチャンネルをたまたま見つけて知りました。Twitterアカウントもフォローしました。楽曲モチーフの新作Tシャツ販売など、いくつかのイベントは既に終わってしまっていたのが悔やまれるのですが、サブスクが解禁し、聞いたことなかった他の曲に手が伸び、私のガネ熱が一気に高まりました。特に去年末からはほとんどGARNET CROWしか聞いておらず、ひとりカラオケ行ってはGARNET CROW縛りで歌って過ごし、あまつさえ全楽曲をしっかり聴き込むんだとNotionにデータベース作って曲名と収録されているCD、アルバム、ベストアルバムの情報とともに聞き込み具合のステータスを管理し始める始末でした。

そんな私にとって初のオフラインイベントが大阪で開催されるとなり、こんなご時勢なので結構迷ったのですが、ここで行かないと次はもう二度とないかもしれないから一生後悔するだろうとワクチン3回目摂取を免罪符に数年ぶりに遠征しました。 感想を一言で表すと、想像以上でした。特に上映会が。

イベントは2日間にわたって行われ、1日目と2日目で上映会の内容は異なるものになっていました。1日目は過去ライブのダイジェスト+リハーサル映像などの未公開映像を新録したもの、2日目ファイナルツアー1本まるまる+舞台裏未公開映像を新録したもので、2日間共参加しました。 会場は大阪の中之島エリアから少し離れたところにある堂島リバーフォーラムという施設で、上映会もその中のイベントホールで行われていました。劇場ではないので巨大なスクリーンの前にパイプ椅子が並べられるといった具合だったのですが、幸い前の人の頭が邪魔でスクリーンが見えないなんてこともなく、わくわくしつつも気楽に座って鑑賞していくつもりだったのですが、始まった瞬間タイムトラベルしていました。

家では再現できない大音量高音質でライブ映像が流れて、曲の合間に聞こえる客席からの歓声が私の左右後方からも聞こえてきました。気づかなかっただけで後ろにもスピーカーがあったのだと思うのですが、その臨場感が半端なく、まるで客席の中に混じってライブに参加しているかのような没入感でした。 1日目のダイジェストは時系列順だったので小さなライブハウスから始まり、学園祭の貴重な映像も挟まれつつ、少しずつ会場が大きくなって、衣装が豪華になっていき、静かに曲を聞かせるスタンスから一緒に盛り上がってメンバーもそれを楽しむといった具合にパフォーマンスが変化していく様など、ガネクロの変遷が見られました。上映後、スタッフのお馴染みのアナウンスの後に会場からは静かな拍手が湧き上がっていました。終わった後も興奮と余韻が冷めず、物販に駆け込み、衣装と舞台装置が素敵だなと思っていた『GARNET CROW livescope 2010+ 〜welcome to the parallel universe!』のDVDと、前々から気になっていたものの購入に踏み切れていなかった『GARNET CROW Special live in 仁和寺』をAmazonで購入しました(こちらは中古で)。

2日目の上映会はファイナルライブの通しです。私は幸いまだ見たことなかったのですが、円盤持っている人は正直見なくてもいいんじゃないかなと参加する前は思っていましたが、やっぱりそんなことはありませんでした。 特に印象に残っているのは、2回目最後のアンコールの後、出演者が舞台前まで出てきてお辞儀するシーンで、流れていたBGM(『Smily Nation』という曲)に合わせて観客がサビの1フレーズを一緒に歌っていて、メンバーも一緒にノっていて、ライブはもう終わったのに尚BGMだけで盛り上がっている様子に、ただひたすら「より良い楽曲を」と続けてきたガネクロらしさを感じて心打たれていました。幕が閉じて出演者が見えなくなっても客席はBGM(『Fall in Life 〜Hallelujah〜』という曲)を歌い続けていて、こんなの見せられたらもう泣いてしまうじゃないか...と涙を堪えるのが大変でした。実際終わった後辺りを見渡したらハンカチで涙抑えている人も何人か見かけました。上映後やはり興奮と余韻が冷めず、物販に駆け込んでファイナルライブのディスクを買おうとしたら、二日目の最初の回だったにも関わらずもうライブDVD全てが完売してしまっていたので、これまた前々から気になってて買えなかったCD(漫画家の安西信行先生が書いたメンバー4人が裏表紙になっているものがある)を買って会場を後にしたのでした。

この大阪旅行期間に買ったガネクログッツは以下です。

帰宅後お布団の上に並べ直したもの。ほくほく

取捨選択しつつも、比較的ミニマリスト思考の自分にしては買った方なのではと思います。

  • ガネクロTシャツ(真ん中上)、ずっと欲しかったので買えて嬉しい...!着るのもったいないなと思いつつ、保存用とか言いながら箪笥の奥に眠らせておくほうが勿体無い、服は消耗品と割り切っているので、今年の夏私服に合わせてたくさん着たいと思います。 Tシャツは他にももう一つOver Driveというシングルのジャケ写デザインのものも買っており、2日目はこれを着て参加していました。1日目は雨がひどく、2日目が快晴だったのもありちょうど良かったです
  • トートバック(右上)、これも普段使いしやすそうで、重宝したいと思います
  • ポストカード2枚(真ん中上)、これは写真展で飾られていたものになっています。12枚ほど種類がある中で、メンバー4人が揃っていて楽しそうなこの2枚を選びました。買って初めて気づいたのですが、草むらに同じ方向向いて座っている写真、ゆりっぺ(作曲、Vo)一人だけカメラ目線でピースしているのめちゃめちゃ可愛い...!

他は全て、当初は買う予定になかったものたちです。

  • GARNET CROW livescope 2006 〜THE TWILIGHT VALLEY〜(左下で光っているDVD)、私が一番最初にガネクロ好きになった時期に発売されていたアルバムのライブ。DVDは買う予定なかったのですが、物販でグッツ買った後並んでいるのを見ていたら欲しくなって衝動買いしたものです
  • GARNET CROW livescope 2010+ 〜welcome to the parallel universe!(↑の右隣)、1日目の上映会の後に勢いで購入したもの。クリスマスの時期のライブで、後ろに巨大なツリーが飾ってあったり、街灯が立っていたりと舞台がオシャレ
  • GARNET CROW Special live in 仁和寺(↑の右隣)、京都の世界遺産仁和寺で行われていたライブのディスク。当初は映像化される予定はなかったものの、ファンからの要望によって販売されたもので、歴代ライブの中でも人気の高いもののようです。前々から気になっていたものの、1日目のダイジェストで映像見た後「これはもう買わなきゃ一生後悔する」とようやくポチれました
  • music freak(左上赤い雑誌)、様々なアーティストの特集を組んだ音楽雑誌の、ガネクロの部分だけを集めた特集版。流石に全活動期間分はなかったのですがそれでもだいぶボリューミーで、よく聞くあの曲やこの曲についてどんなふうに作っていたのか、またそれ以外にもライブの特集や、メンバーのリレー日記形式のコラム、おすすめの映画や影響を受けたアーティストの楽曲まで紹介されていて、正直一番買って良かったグッツの一つになりました。1日目物販で買ったこれをホテルで読んでいて、今まで知らなかったガネクロの楽曲制作の流れだったり想いだったりといった情報に触れ、それによって2日目のファイナルライブがより一層心に沁みてしまいました
  • ステッカーとポストカード(右下)は、雑誌とDVDを買った時の特典です。ステッカーは7周年記念時の販促で使われていたグッツのようで、Macに貼っても良いかもと思ったのですが、やっぱり勿体無いのでこれもポストカードと一緒に大事にケース買ってしまっておこうと思います

GWが地味に忙しく、せっかく買ったDVDを全然見れていないのですが、週末あたりに少しずつ大事に見ていきたいです。

解散してからガネクロのメンバーは一人を除いて表舞台には一切姿を見せておらず、今回のイベントにも登壇はもちろんメッセージが寄せられることさえありませんでした(それもまたガネクロらしさを感じる)。そんなメンバー不在のイベントだった関わらず、もしもタイムマシンで過去に戻れたらガネクロのライブに行きたいと思っていた私の密かな夢が「叶ったな」って思えてしまうくらい、夢のようなひとときでした。

そして満足して飽きるどころか、新しい情報に触れ、まだまだ深められる余地ができてしまいました。これからも飽きるまで楽曲をたくさん聴き込んでいきたいと思います💪