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もっぱら壁打ち

Google アナリティクス初級者向けコースを受けた

Googleアナリティクス触りたいけど分析するWebサイトとかデータ持っていないしどうしたものかなと悩んでいたのですが、Google アナリティクス初級者向けコースという公式が出す学習コンテンツがあったので利用しました。

内容は動画(複数あるけどいずれも3~7分程度の短さ)×チュートリアル(画面に触れる動画研修だった!)×演習問題×テスト(簡単め)で構成されており、デモアカウントの画面とデータを色々触りながら各画面の見方やできることを一通り知れたのがよかったです。4コース合計5時間くらいとライトだけど薄過ぎないちょうど良い濃さでした。

以下は学習メモです。自分が欲しい情報にフォーカスされているので少し偏ってはいますが、Google アナリティクス初級者向けコース気になっている人の参考になればと思います。

1. Googleアナリティクスの紹介

所要時間:1h

Googleアナリティクスの仕組み、アカウント設定、プロパティやビューといった構成要素の説明など。演習ではビューに対してフィルタを適用させて確認することをしました。

## 1.1 デジタル アナリティクスの利点
* 顧客が購入(CV)に至るまでのプロセスをデジタルでなら計測できる
  - どこからサイトに流入して、サイト内でどんな行動をして、購入に至ったのか
* オンライン広告のデータを分析して、もっとも効果的だったものに注力できる
  - 例. 地域別の売り上げデータを分析し、もっとも売り上げが高かった地域に多く広告を出稿するようにする
* サイトの問題を収集して、不具合の改善に活かす

## 2.2 Googleアナリティクスの仕組み
* アナリティクスのアカウントを作成するやり方
* サイトの各ページにJavaScriptのトラッキングコードを追加する
* これによりユーザーがページにアクセスするたびに、匿名情報が収集される
  - 例. コップ類を販売するページと家庭用品を販売するページのアクセス数を比較ができたり
  - 商品を購入したユーザー数を確認したり
  - ブラウザの設定言語、種類といった情報も収集される
  - どこから来たのか 
* トラッキングコードによって情報が収集される期間を`セッション`
  - トラッキングコードを含むページにアクセスすると開始され、活動がなくなってから30min経つと終了する
  - 再びアクセスすると新しいセッションが始まる
* 特定の条件でデータを見れる
  - 社内トラフィックのを除外したり、デバイス単位で集計したり
* 1度データベースに保存したデータは変更削除ができないので、設定には注意する

## 1.3 Google アナリティクスの設定
* プロパティ
  - 1アカウントに対して複数作れる
  - トラッキングコードに含まれるトラッキングidを使用して、それぞれ個別にデータを収集する。
    - ウェブサイト用、モバイルアプリ用、販売地域別にプロパティを作って特定の地域のデータを確認しやすくしたり
    - 複数のプロパティのデータを集計して表示することはできない
* ビュー
  - 1プロパティに対して複数追加できる
  - フィルタを使用して表示するデータを指定できる
    - 地域ごとのデータが必要な場合には、地域ごとのビューを作成する
    - 外部トラフィックのみ表示したい場合は、新しいビューを作って内部トラフィックを除外するフィルタを作成する
  - Googleアナリティクスの目標も設定できる
    - CV(購入や申し込み数、お問い合わせ数など)をトラックする有益な方法
  - 注意
    - ビューには作成した時点からのデータのみが含まれる
    - 削除後、管理者のみが35日までだったら復元できる

## 1.4 フィルタを使用したビューの設定
今までは動画だったが、動画形式で画面に触りながら進めるチュートリアル
* フィルターの適用までには30分ほどかかる
* test用ビューと本番用ビューを作成し、test用で動作確認したフィルタをmasterに適用させるといった使い方をした
* 一つのビューに複数フィルターが適用される場合は、フィルタ一覧に表示される順序で適用される

2. Googleアナリティクス インターフェース

所要時間:1h

デモアカウントの各画面を触りながら、レポート画面の操作方法(データの絞り込みなど)やレポートの共有方法、ダッシュボードで自分が見たいデータを一画面に集めることができることを知れます。

## 2.1 アナリティクスの操作
デモアカウントが作成される
* レポートのリアルタイム
  - 特定のグループのユーザーに関するリアルタイムのコンバージョン数を確認できる
    - 例. 1 日だけのプロモーションを実施している場合、そのプロモーションからクリックしてアクセスしたユーザーがコンバージョンに到達しているかどうか
    - 例. リアルタイムレポートのトラフィックから、ソース: directをクリックすると、直接流入した人たちのものに各レポートのデータをフィルタリングできる。選択した状態でコンテンツに移動すると、その人たちがどんなコンテンツを参照しているかを確認したりできる

## 2.2 サマリーレポートについて
デモアカウントのユーザーレポート画面のガイドを参照した

## 2.3 レポート全体について
* ユーザーレポートを元にできることが紹介されていた
  - セカンダリディメンションを指定できる
    - 国単位で表示しているデータに国-使用しているデバイス単位でデータを表示するようにする
  - グラフの形を変えられる。
    - テーブルから円グラフに。指標も選択できる
  - 表で表示されている各エントリ(流入)が行の平均を上回っているか、下回っているかを色でわけで割合を表示する
  - ピボットテーブルで値を比較できる
* ユーザー指標で計測される対象は、「特定の機関にサイトで1回以上のセッションを記録したユーザーの数」になる

## 2.4 レポートの共有
* レポートにフィルタやビューを設定して内容をカスタマイズできる
* サンプリングレートを速度か精度重視するものに設定できる
* サンプリングに関して、ビューフィルターを適用したり、複雑なセグメントを設定している場合、サンプル数が少なく、データ量が少なくなるケースがある

## 2.5 マイレポート一覧とショートカットの設定方法
* 自分が見やすいレポートをカスタマイズすることができる
  - 複数ページを開かなくても見たいレポートに一目でアクセスできるようにする
  - Datadogのdashboardみたいな
* 作ったレポートは他の人と共有したり、テンプレートをアナリティクスユーザーに共有したりできる
* 他の人が共有したカスタムレポートのテンプレートを引用して、そこからカスタマイズを加えたりもできる

3. ベーシックレポート

所要時間:1h

ユーザーレポート、インタレストレポートの見方と設定方法、集客レポートの活用方法や「参照」「メディア」といった用語の説明、行動レポートの見方といった内容でした。

この辺りから面白くなってきます。

## 3.1 ベーシックレポート
ユーザーレポートに関して
* ユーザーの分布
  - 性別や年齢を確認できる
* インタレストレポート
  - 音楽や旅行などウェブコンテンツの種類別にユーザーの好みを表示できる
* これらはターゲットユーザに適切にリーチしているかを確認するのに使える
* これらのレポートを見るためには以下を設定する必要がある
  - 広告向け機能を有効にする
  - データが表示されるのに1日から2日かかる場合がある
* 地域でアクセスされたipアドレスからユーザーがいる地域を匿名で特定できる
  - 例.アクセス数は多いのに直帰率の高い地域は広告やwebサイトの最適化が必要そうだ
動画の後に演習ページがあったのが良かった

## 3.2 集客レポート
* 集客レポートでは、さまざまなチャネルの成果を比較して、高品質なトラフィックやCV発生源を確認できる
  - これらのデータは戦略を練る際にどこに重点を置くか決めるときの参考になる
* メディア: organic(検索エンジン), cpc(広告のクリックによるもの), 参照(検索エンジン以外のクリック) email, none(ブラウザに直接urlを入力してアクセス)
* 参照元: ユーザーをサイトに導入したウェブサイトのurl
  - 例: media: organic, 参照元: google
* 「参照/メディア」の項目から、ユーザー数が多いものを確認することで、有効なトラフィックを特定できる
* 参照元/メディアごとに直帰率を見れる。サイト平均のものと比較できる
  - 直帰率: トラフィック品質の目安
* チャネルレポート: サイトを利用したユーザーが多いトラフィックを確認するのに使う
  - チャネル: 集客のための経路のこと。アナリティクスではメディア別に参照がorganic,social,directなどトラフィックが自動で分類される
  - 独自のチャネルグループを作成できる
* 参照を使うと自分のサイトにリンクしているWebページを具体的に見れる。
  - どこに広告を出せば効果的かわかるため、新たな広告パートナー契約先の候補になる

## 3.3 行動レポート
* ユーザーがサイトのページをどのように利用したのかがわかるレポート。
  - 改善が必要なページや、今後のコンテンツの方針を考える指針となるコンテンツを見つけられる
* ページがディレクトリごと表示される: `/Office/` `/Kids/` など
  - 特定のセクションにあるコンテンツのパフォーマンスを調べるときに役立つ
* 円グラフに切り替えるとユーザーに人気のあるセクションを簡単に表示できる
  - 40%が`/Wearables/`以下にアクセスしている、など
* ランディングページ にはユーザーが最初に到達したページが表示される
  - ランディングページごとの直帰率なども確認できる
* イベント: ファイルのDLなどユーザーの特定のアクションを追うことができる。(詳しくは上級者コースでと)

4. 基本的なキャンペーンおよびコンバージョントラッキング

所要時間:1h40m

キャンペーンを測定する仕組み、url生成ツールの使い方、CV(ビジネス目標)の設定方法と設定することで見られる情報といった内容でした。

CVの部分だけもともと自分が知りたかった部分というのもあり、動画で紹介されていた内容以上のものも調べたメモが載っています。

## 4.1 カスタムキャンペーンを測定する方法
* キャンペーンタグ: urlにパラメータ形式で設定できる
  - `?utm_content=v1-10dollars-off`
* アナリティクスのトラッキングコードによってリンクから情報が抽出され、ユーザーと行動がキャンペーンと関連づけられる
  - ユーザーがどのマーケティング活動からサイトに到達したのかがわかる
* キャンペーンタグの種類は5つ
  - メディア、参照元、キャンペーン、コンテンツ、キーワード
* コンテンツの使い方
  - ABテストで同じ内容の2種類のニュースレターを配信したとき、どちらがクリック数が多いか検証する時など
* キーワードの使い方
  - 主に有料広告の配信で使われ、設定するときに手動で追加する
* url生成ツールがある

## 4.2 URL 生成ツールを使用したキャンペーンのトラッキング
* キャンペーン名はレポートで表示されたときにわかりやすい名前にする
* スペースは`_`に変換される
* GUIからは一度に1urlずつしか作れないので、たくさん登録したい時はスプレッドシートにまとめてimportする
* キャンペーンタグの検証方法
  - シークレットモードでブラウザを開く
  - 生成したurlをアドレスバーに張り付ける
  - 遷移先のサイトで重要なアクションを行う(申し込みを行ったりなど)
  - リアルタイムレポートでトラフィックが確認できる
  - 集客 > キャンペーン > 全てのキャンペーン からテスト対象のキャンペーンで絞り込みをし、データが適切に収集されているか見れる

## 4.3 目標の設定によるビジネス成果の測定 [一番知りたかった情報だ]
* 2種類の目標の違い
  - ビジネス目標: ユーザーに行ってもらいたいアクション(購入など)
    - ユーザーがビジネス目標を達成することをCVと呼ぶ
  - アナリティクスの目標: CVのトラッキング機能
    - 目標を設定すると、アナリティクスにはいくつかのCV関連の指標が作成される(CVの合計数、至ったユーザーの割合)
    - 目標達成プロセスも合わせて設定できる。ファネル分析などに使う
* アナリティクスで設定できる目標は、ビューごとに20こまで
* 設定例: ECサイトなのでビジネス目標は購入してもらうこと。なので購入確認ページに到達することを目標と設定
* 目標の設定方法: 以下の項目を設定する
  - (Googleアナリティクスではいくつかテンプレートが用意されている)
  - 目標名
  - 目標スロットid: 1~20までの番号があり、目標を整理するのに役立つ
    - ?設定を消したり編集したりすることはできるのか。消したらidはどうなるのか
    - スロットidは別の目標とまとめるときは別のスロットを選ぶことができる ?
  - タイプを選択する:
    - 到達ページ: 手続き完了など特定のページに到達したとき。これを選んだ時しかファネル分析は行われない
    - 滞在時間: セッションの長さを計測する
    - ビュー数: 1回のセッションで表示されたページ数
    - イベント: 特定のアクションを起こしたとき(音楽の再生、など)
  - 注文完了ページのリンク先urlを入力する
    - 正規表現も使える
    - 確認ボタンみたいなものがあって、ちゃんと計測できる設定になっているか確認できるようになっている
  - [option]金額を設定する
    - ?使い方
  - [オプション]ファネル分析で使うページを入力する
* 目標を設定すると、各レポートでCV率を参照することができる
* Googleアナリティクスの目標は削除できない。記録ステータスをオフにする
* 21個目を作りたくなったら不要になった目標を編集する
  - ただし目標idと目標セットは変更できない
* CVに割り当てる金額について(目標値)
  - ユーザーの目標を金額換算し、その合計金額をレポートに表示できる機能
  - 例. ニュースレターの購読登録をしたユーザーの 10% と契約が成立し、平均取引額が 50,000 円の場合は、「ニュースレターの購読登録」の目標に5000円割り当てる。もし、登録したユーザーの 1% しか契約が成立しない場合は、「ニュースレターの購読登録」の目標には 500 円を割り当てる

## 4.4 Google広告キャンペーンの測定方法
* Google広告(Adwards)とアナリティクスレポートをアカウント連携させることで見えるレポートの紹介

## 4.5 コースの復習と次のステップ
アナリティクスレポートを使って成果を改善する方法の紹介
* 例. 新規ユーザーに対して成果の高いページを確認する方法
  - サイトコンテンツ > 全てのページ セカンダリディメンションでユーザータイプ(初回orリピーター)を表示
  - 新規ユーザー獲得のサイトコンテンツとキャンペーン戦略を練る際に役立つ
* あまり効果がないランディングページを特定する
  - サイトコンテンツ > ランディングページ で直帰率を低い順になるようにソートする
* 利用中のキャンペーンのランディングページとマーケティング活動の関係を確認する
  - サイトコンテンツ > ランディングページ でセカンダリディメンションにキャンペーンもしくは参照/メディアを指定する
  - 離脱の原因となっているランディングページを調べて修正を行える
* キャンペーンの反応をデバイス別に把握する
  - 全てのキャンペーン を表示し、セカンダリディメンションにデバイスカテゴリを指定
* 地域データと目標を使ってキャンペーンの最適化を行う
  - 地域レポートを開き、CVメニューから対象CVを選択し、率の高い順に並び替える

おわりに

各レッスンの終わりについているテスト(10問程度の選択式問題)を80%以上クリアするとこんな感じの証明書がもらえます。

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入門編ですが、Googleアナリティクスが怖くなくなるくらいには分かった気になれました。

体型的に学べる仕組みがあるってありがたいなーって大人になってよく思います笑